ヘッド・アンド・ショルダーの形成過程を知る
どうも、ハシモトです。
今日はテクニカルなお話をしてみたいと思います。
中でも相場でよく見られる
チャートパターンの一つをガッツリと解説していきます。
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ヘッド・アンド・ショルダー
FX初心者の方でも、
名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
ヘッド・アンド・ショルダーとは、
以下の様な形のチャートパターンのことです。
今日は、このチャートパターンの形成過程を
しっかりと解説したいと思います。
これを理解することで、
ぜひ実践にも生かせるようにしてください。
形成の流れ
ヘッド・アンド・ショルダーは、
形だけ見ているとわかりませんが、
基本的には、
トレンドが弱まって転換する
という、ごくごくシンプルな流れが
チャートの形になったものです。
これからその流れを順を追って説明していきます。
※上昇の場合で説明します(下落の場合は逆になります)。
1.トレンドが普通に続く
まずは、トレンドが普通に続いている状態が前提です。
▼1.トレンドが普通に続く
①で高値をつけ、押し目を作って②の安値を作る。
ここまでは、ごくごく普通のトレンドの流れですね。
2.トレンドの勢いが弱まる?
この段階では、次の新しい高値をつけて、
「高値更新」となるわけですが、
高値の更新が少し弱まっているかもしれない
ということを考える段階です。
つまり、トレンドが弱まっているのではないか?
という疑問を持つ段階です。
完全に弱まったとは言えなくても、
一応は考えておくべきですね。
▼2.高値の更新が少し弱まる
③の高値をつけますが、
その後の④の安値へと向かう下落は、
明らかにトレンドの弱まりを示唆しています。
なぜなら、トレンドのセオリーとしては、
前回の高値がサポートになることが多く、
その点、①の高値を完全に下回っていて、
さらに②の安値へと迫るほど下落しているからです。
▼セオリーとしてのトレンド
3.再度高値を付けにいくが、前回高値には届かない
この段階にくると、
トレンド転換の期待度はかなり高まります。
▼3.再度高値を付けにいくが、前回高値には届かない
⑤の高値をつけに上昇しますが、
③の高値には届かず、
そのまま下落して④の安値を更新してしまいます。
4.形が完成し、戻りを作って再下落へ
上記の時点で、ネックラインと呼ばれるラインを割り、
ヘッド・アンド・ショルダーが完成しています。
その後は、もう一度戻りを作って
再下落へと向かいます。
▼4.形が完成し、戻りを作って再下落へ
ちなみにネックラインを割った後は、
ネックラインまで戻ることも多いです。
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いかがでしょうか?
このような流れで
ヘッド・アンド・ショルダーは形成されていきます。
形成過程のまとめ
形成過程をまとめてみましょう。
1.普通にトレンドが続く
2.トレンドが弱まる
3.高値更新が無くなる
4.ネックラインを割って安値を更新する
簡単にいえばこのような流れで形成されます。
しかしよく考えれば、
これはヘッド・アンド・ショルダーに限らず、
他のトレンド転換サインにも言えるような特徴です。
すなわち、
トレンドが弱まって逆のトレンドが始まる
ということです。
まさに【トレンド転換】がチャートに現れているだけ、
という非常に単純なお話なんですね。
それでは、これをしっかりと覚えておいてください。
次回はこのヘッド・アンド・ショルダーで、
どんな戦略を立てるのか、という点についてお話していきます。
それでは今日も良いトレードを!
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