ローソク足の見方~本数~
これまで、ローソク足の実体とヒゲについてはお伝えして来ました。
今回は、ローソク足の本数に着目したいと思います。
多いのはどっち?
ローソク足には、陽線と陰線がありますが、
相場全体を通したら、どちらの本数が多いと思いますか?
シンキングタイムスタートです!笑
・・・
・・・・
・・・・・
どうでしょうか?
正解は・・・?
統計的には、陽線のほうが多いそうです。
陽線のほうが多い=?
「陽線の方が本数としては多い」
ということは、何を表しているのでしょうか?
これは、全体的に相場が上昇しているという意味ではありません。
あくまでも本数ですから、長さは考慮されていません。
では何を表すのかと言うと、個人的にこれは、
「“上昇はゆっくり、下落は速い”の根拠」
と考えています。
相場の動きとしては、上昇はジリジリとゆっくり上がり、
下落する時は一気に下落する事のほうが多いです。
また、エントリーの「ロング」と「ショート」の由来として、
上昇はゆっくり上がるのでかかる時間が長い=ロング
下落は一気に下がるのでかかる時間が短い=ショート
という説があります。
何か関係があるのかもしれませんね。
ローソク足の本数によって相場の流れを見る
ローソク足の本数に注目すると、
相場の流れをある程度見ることができます。
例えば以下の相場を見てください。
※例のごとくクリックで拡大します。
この相場を見て、
この勝負、陽線VS陰線ではどちらが多いでしょうか?
もちろん、陰線ですね。
では、次はどうでしょうか?
パッと見ただけではわからないですよね?
つまり、どちらが多いのかがはっきりわかる相場は、
それだけわかりやすい流れが出ているということです。
逆もしかりです。
本数の切り替わりに注目する
では、本数が切り替わるポイントを見てみましょう。
こちらの相場を見てください。
ピンクの矢印で示した部分では、
陰線の本数が圧倒的に多く、下落の勢いが強い場面ですが、
その後の青い枠で囲った部分で陽線が連続し、
流れが変わった可能性を示しています。
本数の切り替わりは、連続した本数を数えることで判断します。
上の画像で言うと、右側の青枠の直前は、
陰線が2本連続で出現していますが、
枠の中で、陽線が7本連続で出ています。
ここでは2本VS7本で、7本の陽線が勝利しています。
つまり、「流れが変わったかも?」と疑える場面です。
もちろん、どう変わるかはわかりません。
ひとまず下落の流れが一旦終わって、流れが変わった。
ということを表しています。
本数に注目すると、こんな風に流れを見ることも可能です。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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