ローソク足の見方~ヒゲ~
ローソク足には実体だけではなく、
ヒゲというものがあります。
まずはローソク足のヒゲをおさらいしておきましょう。
ローソク足のヒゲ
ヒゲには、上ヒゲと下ヒゲがあります。
図をご覧ください。
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陽線・陰線に関わらず、
上に出ている線を上ヒゲ(うわひげ)
下に出ている線を下ヒゲ(したひげ)
と呼びます。
ヒゲがないローソク足
ローソク足のヒゲの長さには一体どんな意味があるのでしょうか。
まずは以下の相場をご覧ください。
※クリックで拡大します。
ご覧のように、急激な下落の相場ですが、
この2つの陰線、上ヒゲがありません。
これは一体何を意味すると思いますか?
これは、
足が始まってから、一度も上昇していない。
ということを表しています。
つまり、
一度も上昇せずに、始値からそのまま下がった。
ということです。
この場合、下落の勢いがかなり強いということが言えるでしょう。
ヒゲが長いローソク足
では一方、次の相場はどうでしょうか?
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上昇するきっかけの足では、下ヒゲが長くなっています。
一方、上昇が終わった頃には、
上ヒゲの長いローソク足が出現しています。
これは何を意味するのでしょうか?
下ヒゲが長い足は、
下への圧力はここで出しきって、あとは上がるだけ。
ということが読み取れます。
上ヒゲが長い足では、
上への勢いはここで一旦落ち着く。
ということが読み取れます。
まとめ
つまり、ヒゲの長さによって、
相場の持つ勢いがまだ残されているかどうか。
ということがわかります。
明らかに長い上ヒゲが出てしまったら、
これ以上は上には行けないのかな?
と疑問に持つクセをつけましょう。
もちろん相場は生物ですから、
長い上ヒゲをも上回るほどの上昇を見せることもあります(笑)
過去チャートを見て、
その場面で勢いがまだあるのかないのか?
ということを判断する練習をしてみてください。
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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